KUMIKI FUURIN STAND
Product design
Concept
現在、私たちは新型コロナウイルス感染症拡大により新しい生活様式への転換を求められています。
巣ごもりが当たり前の日常となる中でも健康的な体や心を保つ為にアウトドアでの過ごし方が注目を集めています。
日本人は古くから高温多湿のジメジメした日本の夏を少しでも涼しく過ごすために工夫をしてきました。その 1 つが風鈴です。
風になびく姿と秋を知らせるスズムシの鳴き声とも似ている心地よい音色によって目と耳で「涼」を感じられる夏の風物詩として人々に親しまれてきました。
しかし夏の過ごし方や気温の変化により窓を締めてエアコンを効かせて過ごすことが増えたこともあり、風鈴の音は少し遠い存在になってきたように思います。
そこでアウトドアでの過ごし方が見直されてきている今、古くから日本人が伝統的に親しんできた風鈴の価値を見直し、MY 箸や MY バックの様に身近な存在として風鈴が再び人々の生活に活用されるよう風鈴スタンドをデザインしました。
Detail
ディテールには日本の伝統技法である『組木』を取り入れています。
組木とは金物を使わず切り込みを入れた木材同士をつなぎ合わせ立体に組んだり、材を延長することができる日本の伝統技法です。
技術の継承の為にも人々が普段手に取る日用品にこそ取り入れ、日本の伝統技術の素晴らしさを伝え継承して行くべきだと考えています。
Material
ベース : 御影石 割肌仕上げ
フレーム:無垢材 オイルフィニッシュ
風鈴吊元:真鍮フックアイボルト
ベース部照明:防水 LED プッシュライト(電球色)
※製品化を希望されるメーカーの方からのご連絡もお待ちしております。
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